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学会・研究発表

マイタケ抽出脂質のヒアルロン酸産生促進効果

2009年6月11日(木)から月12日(金)に東京・ヤクルトホールにて開催された第34回日本香粧品学会では、マイタケ抽出脂質のヒアルロン酸産生促進効果の研究報告がされました。

日本香粧品学会

1976年に化粧品研究者、薬学研究者、皮膚科医が共同で活動を始めた学会。化粧品の安全性、有用性に関するテーマを中心に香粧品学研究の主要機関として、21世紀を生きる多くの人が必要とする化粧品とその情報を届ける役割を担っている。

第34回 日本香粧品学会

マイタケエタノール抽出エキスによるヒアルロン酸産生促進作用

長尾美枝1,2,加藤雄也1,2,佐藤隆2,伊東晃2,高橋雅夫1

  1. 株式会社ハイマート
  2. 東京薬大・薬・生化
目的

ヒト皮膚線維芽細胞におけるヒアルロン酸産生に対するマイタケエキスの作用を検討する

研究
ヒト皮膚線維芽細胞におけるマイタケエキスによるヒアルロン酸合成酵素2 (HAS-2)の遺伝子発現促進
Fig. ヒト皮膚線維芽細胞におけるマイタケエキス(Maitake)によるヒアルロン酸合成酵素2 (HAS-2)の遺伝子発現促進
ヒト皮膚線維芽細胞のヒアルロン酸(HA)産生に対するマイタケエキスの促進作用
Fig. ヒト皮膚線維芽細胞のヒアルロン酸(HA)産生に対するマイタケエキス(Maitake)の促進作用
ヒト皮膚線維芽細胞におけるI型コラーゲンα1 mRNA発現に対するマイタケエキスの作用
Fig. ヒト皮膚線維芽細胞におけるI型コラーゲンα1 mRNA発現に対するマイタケエキス(Maitake)の作用

ヒト皮膚線維芽細胞のエラスチンmRNA発現に対するマイタケエキスの作用

Fig. ヒト皮膚線維芽細胞のエラスチンmRNA発現に対するマイタケエキス(Maitake)の作用

まとめ
  • ヒト線維芽細胞においてマイタケエキスは濃度依存的にHAS-2 mRNA発現を促進した
  • HAS-2遺伝子発現促進に伴い培養液中のヒアルロン酸量がマイタケエキス処理により増加した
  • このヒアルロン酸量の増加は,ヒアルロン酸合成酵素阻害剤の4-メチルウンベリフェロンにより濃度依存的に抑制された
  • マイタケエキスはI型コラーゲンa1およびエラスチン遺伝子発現には影響しないことが判明した
  • ヒト表皮細胞においてマイタケエキスはHAS-2およびHAS-3 mRNA発現を促進した
考 察
  • マイタケエキスはヒト皮膚線維細胞においてHAS-2遺伝子発現増加に起因したヒアルロン酸産生促進作用を有することが判明した
  • 皮膚における細胞外マトリックス合成調節においてマイタケエキスはヒアルロン酸の特異的産生促進物質である可能性が示唆された
結語

マイタケエキスは皮脂線における皮脂産生促進作用に加え,真皮でのヒアルロン酸合成を促進することで,肌本来の保湿や保護機能を高める働きがあるものと期待される.